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脳が深呼吸するクラニオ

CSBのセッションは、心地の良いタッチで始まり、ゆっくりと静かに進みます。仰向けで静かに横になっていると背中がマッサージベッドの中に沈んでいきます。何もしなくてもいいリゾートの砂浜で横になっているかのようにゆっくり、という時間の中で、身体全体がほぐれていきます。仙骨が脈動して暖かくなり、溶けたかのようにゆっくりと横に広がり始めます。噛みしめていた顎が緩み始めると同時に肩からも力が抜け、握りしめていた...

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「原理」とクラニオ

クラニオセイクラル バイオダイナミクス(CSB)はボディーワークです。CSBは一般的なボディワークのような解剖学的な形のある構造への働きかけというよりも、神経系や免疫系、循環器系など外から見えない生理学的な機能をサポートし、同時に「身体」という領域を超えたもっと大きなフィールドもワークの範疇に含みます。CSBのセッションは、「身体が元々持っている、自らを癒そうとする能力」をサポートします。それは動的で積極的...

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全体性へ溶けていく

身体システム全体が落ち着くのを待ち、導かれるように後頭部に手を置く。始めは左右差を感じる。片方に骨とは違う芯のある硬さ。頭蓋内の知覚-硬膜の緊張だろうか。主訴は「頭が締め付けられる」。そのまま待つ。意識を広げて待つ。もともと硬さを感じなかった側はすでにスペースとして実感。意識を広げたまま、さらに待っていると硬さを感じた側が変化を始める。小さな泡立ちの後、形が崩れはじめる。角砂糖を水の中に入れて待っ...

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「感じる」とクラニオ

バイオダイナミクスのクラニオでは押したり引いたり揉んだりしませんが触れ方の好みを尋ねます。.最初のコンタクトで「軽く触れるのと、しっかり触れるのでは、どちらが好みですか?」と実際に触れ方を試したところ、少し間をおいて『私、今まで感じるってのを「想像で」していました』とフィードバックを頂いたことがあります。身体を感じるって、こういうことなんですね、とのことでした。.様々な理由で身体を感じることを忘れて...

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10月のクラニオ集中月間が終わる

10月のバイオダイナミクスのクラニオ トレーニング、基礎も上級もすべて終了しました。基礎のセミナー4は3年間の中でもピークと言って良い難所でもある。カテゴリとしては上級初心者。セミナー1では、痛みや不快に目を向ける一般的なアプローチとは180度違う健康に意識を向けるという訓練が始まり、実践を繰り返しながら「身体システムの健康の表現」を知覚することに慣れてきたところでやって来る次のステップ。「健康」に意識の...

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プロフィール

木村まや

Author:木村まや
1994年にクラニオセイクラル ワークに出会い、それからずっとこのワークの探求を続けています。

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「症状」とクラニオ Dec 15, 2022