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回復するチカラ(脳梗塞の改善)

クラニオセイクラル バイオダイナミクスのセッションを続けていると、
ヒトの身体の回復力に驚くことが度々あります。

今回の記事は、セッションに来られているクライアントさんからお聞きした脳梗塞の改善について、ご本人の許可を得て書きます。

60代男性。
15年ほど前、MRI検査によって脳内に30か所以上の広範囲に渡る脳梗塞が分かったそうです。
脳梗塞にはいくつか種類があって、この方の場合はラクナ梗塞といい、脳の細い血管が狭くなって詰まります。ラクナ梗塞は主に高血圧によって起こります。この方は10代の頃から若年性高血圧の診断を受け、漢方を処方するも改善されなかったとのこと。

ラクナ梗塞は日本人に最も多い脳梗塞のタイプで、主に高血圧によって起こり、半身の運動障害(麻痺)、半身の感覚障害(しびれ)、しゃべりにくさなどが症状として起こり得るが、梗塞の度合いによっては無症状。

さまざまな症状もあり、ご自身の状態をウツではないかと疑い、医療機関で精密検査をするも、検査基準には合わないのでウツとしての治療を受けることができず、10年以上?日常生活がままならない状態で過ごされていたとのこと。クラニオを知ったキッカケは、長年の状態が少し落ち着いた頃にトラウマに関する書籍を読んで、慢性疲労の対策を検討している中でだったとのこと。

漢方の治療を受けつつ、毎年人間ドックの検査を受けたり、時にはMRAの検査も受けたり、毎日血圧や心拍数をご自身で計測して現状確認を継続。

脳MRIは、脳の断面画像を得る検査。
脳MRAは、頭部の血管の状態を立体画像化し、脳卒中のリスク発見に役立つ検査。

初めていらした頃は、血圧は140前後/90前後で高め、触れたときの頭蓋は固くスペースがない状態。半身の感覚が鈍いと自覚があり、ボディワークそのものは未体験だったそうです。クラニオを受け始めてしばらくは血圧が高めのまま安定。

時に動的タッチワークも含めながら、バイオダイナミクスのクラニオのセッションを続けました。血圧が急に高くなった時は、その少し前にどんなことがあったのかを尋ねて、血圧が上がるようなストレスの原因を見つけるようにしました。同時に、血圧は上がりっぱなしではなく下がることもあることに気づくこともしました。

ご自身の身体をイメージする言葉は、初期の頃は冷凍された肉のようにカチコチ。それが熱い鉄板で焼かれているようでも中心は凍り付いているに変わり、凍り付きの度合いがシフトしていくプロセスの表現に変化していきます。感覚としては心地よいものではなく、この変化を良いものであると信頼することで乗り切ろうとされています。

頭蓋の状態は初期に比べると脳を包む硬膜の柔軟性が感じられるようになり、十分でないものの空間が広がる感覚が得られるようになっていきました。頭蓋のワーク、動的なボディワークの他に、カウンセリングだけで終わるセッションもありました。

クラニオのセッションを始めて3年くらいした頃にMRA検査の結果報告を受けました。ラクナ梗塞はずいぶんと回復していると医者に言われたとのこと。そしてセッションを始めて6年が過ぎた頃、再びMRA検査を受けられて、梗塞はほとんど見られず、むしろ同年代の方たちに比べると良い状態だったと報告を受けました。血圧も120台/80台の時もある等、初期に比べてずいぶんと落ち着いてきている様子です。

これには、ストレス環境の改善、食事改善、人間関係の見直し、前向きな気持ちでプロセスとして現在の状況を見る等、簡単ではないことに対するご自身の努力も大いに影響しています。

ご本人曰く「若年性高血圧だったこともあり、15年前の検査によって30か所以上ものラクナ梗塞が見つかったが、体の状態から考えて実際はもっと前からあったと思う。」

15年? 20年?そんなに長い間キープされた脳梗塞からも回復が可能。
症状が何年続こうと、何歳であろうと、体は常に回復しようとしている。
身体システムの潜在能力は本当に素晴らしい。
クラニオを通して、そのお手伝いをすることができて嬉しく思います。










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プロフィール

木村まや

Author:木村まや
1994年にクラニオセイクラル ワークに出会い、それからずっとこのワークの探求を続けています。

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