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計測は可能なのか

バイオダイナミクスのクラニオの
セッション中に起こっていることを
科学的に他者にもわかるように知ることは
可能なのだろうか。
 
たとえば、
後頭部に置いた手が受け取る感覚を
言葉にすると「何かが蠢いている」。
それは、そこにある構造や組織の動きとは思えない。
 
セッションのプロセスの何段階かの鎮まりの後に、
ゆっくりと始まった「蠢き」は、
絡んだ蛇の体がズルズルと解れていくような、
方向性のない得体の知れない感触。

ピークにははっきりとした
輪郭を持った動きの感覚になってしばらく続き、
それからだんだんと輪郭が薄れて消えていき、透明になり、
後にはただ沈黙が残る。沈黙の中にとどまる。
 
クライアントの頭蓋は
拡張し戻るという第一次呼吸の動きを
セッション前よりもクリアに示す。

プラクティショナーとしての私の体軸の感覚、
私の目が見る明るさ、景色の質が変わっている。

後から聞くクライアントからの話しから
クライアントは頭に起きたその現象には気づかないが、
途中から全身に変化が起こり続け、
大きな勢いのある何かが足下から上昇して体全体を通過して、
やがてその動きが鎮まり落ち着いた、という体験をしたことが分かる。
 
「頭に手を置いているだけなのに不思議ですね」と言われるが、
私としては「あの蠢きは何だろう」と思う。
 
あれは機械的に計測できるものなのだろうか。
機械の導入ができたとしても、
猫が喉を鳴らすゴロゴロ音のように、
計測しようとする試みそのものが音の発生を止めてしまうように、
バイオダイナミクスのフィールドで起こる現象を
積極的に知ろうという意識そのものが、
その現象を止めてしまうように思う。
 
いつか、それが解明されることがあるのだろうか。
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プロフィール

木村まや

Author:木村まや
1994年にクラニオセイクラル ワークに出会い、それからずっとこのワークの探求を続けています。

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