プラクティショナーの本質 Quality
- 2015/11/28
- 12:19
クラニオセイクラル バイオダイナミクスの基礎トレーニングでは、ニュートラル(中立)の状態、自分の内側にただ静かに在ることを、繰り返し、繰り返し練習します。
バイオダイナミクスのセッションでは、プラクティショナー(施術者)は第一次呼吸と呼ばれる、生命のリズムが本来の力を発揮できるようにサポートをします。クライアントの意図、プラクティショナーの意図よりも、第一次呼吸の意図を優先し、第一次呼吸に道を譲りなさい、と言われます。
クライアントを前に、プラクティショナーを目指す人たちは誰でも「何かしてあげたい」という気持ちが沸いてきます。むしろ、そういう気持ちのない人は何年もかかるトレーニングには来ないでしょう。
しかし、そういった気持ちが前面に出てくると、クライアント自身の持つ自己治癒力への干渉になります。そのために、いかに介入しないか、いかに透明になるかを練習するのです。そうすると、いつのトレーニングでも必ず誰かがこんな質問します。
「私は、何のために、ここにいるのでしょうか?」
クライアントは自己治癒力を持っている。私は干渉してはいけない。むしろ透明になれと言う。私がすることが何もないなら、私の存在意義は何でしょうか?
まるで禅問答のような質問に、あるとき講師はこう答えました。
プラクティショナーは灯台のようなものです。灯台は、船の航行のために岬の先端にただ立っています。晴れの日も、雨の日も、灯台は毎日変わらず立っています。灯台は船のために建てられますが、船は灯台がなくても航行できるでしょう。人々にとって灯台は在って当たり前となり、やがて忘れ去られるでしょう。
でも、もし嵐になったら…。
逆巻く大波の中で見る灯台の存在がどれだけ心強いでしょう。灯台はいつもと変わりなく、陸はここにあると示しています。いつもと変わらない静けさ、安定感、安心感。困難の中で圧倒されそうになり、自分自身を見失いそうになったときの灯台の存在、それがプラクティショナーの本質、クォリティです。
ニュートラルでありなさい。ただそこに在りなさい。
バイオダイナミクスのセッションでは、プラクティショナー(施術者)は第一次呼吸と呼ばれる、生命のリズムが本来の力を発揮できるようにサポートをします。クライアントの意図、プラクティショナーの意図よりも、第一次呼吸の意図を優先し、第一次呼吸に道を譲りなさい、と言われます。
クライアントを前に、プラクティショナーを目指す人たちは誰でも「何かしてあげたい」という気持ちが沸いてきます。むしろ、そういう気持ちのない人は何年もかかるトレーニングには来ないでしょう。
しかし、そういった気持ちが前面に出てくると、クライアント自身の持つ自己治癒力への干渉になります。そのために、いかに介入しないか、いかに透明になるかを練習するのです。そうすると、いつのトレーニングでも必ず誰かがこんな質問します。
「私は、何のために、ここにいるのでしょうか?」
クライアントは自己治癒力を持っている。私は干渉してはいけない。むしろ透明になれと言う。私がすることが何もないなら、私の存在意義は何でしょうか?
まるで禅問答のような質問に、あるとき講師はこう答えました。
プラクティショナーは灯台のようなものです。灯台は、船の航行のために岬の先端にただ立っています。晴れの日も、雨の日も、灯台は毎日変わらず立っています。灯台は船のために建てられますが、船は灯台がなくても航行できるでしょう。人々にとって灯台は在って当たり前となり、やがて忘れ去られるでしょう。
でも、もし嵐になったら…。
逆巻く大波の中で見る灯台の存在がどれだけ心強いでしょう。灯台はいつもと変わりなく、陸はここにあると示しています。いつもと変わらない静けさ、安定感、安心感。困難の中で圧倒されそうになり、自分自身を見失いそうになったときの灯台の存在、それがプラクティショナーの本質、クォリティです。
ニュートラルでありなさい。ただそこに在りなさい。
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