生命の呼吸 ブレス オブ ライフ
- 2015/12/22
- 18:30
クラニオセイクラル バイオダイナミクスのワークでは、生きている限り生命力が生み出す第一次呼吸(原初呼吸)の動きを感じることができる。と言われています。
このリズムはとても繊細なので、初めてこのリズムに出会おうとするときは、日常生活のままで知覚することは難しかったりします。まず自分自身の活動を減らし、スローダウンし、意識も静寂に近づくほど繊細なリズム/波動を受け取りやすくなります。
そして一度このリズムに出会うと「ああ、このことだったのか」と懐かしく感じる人もいます。第一次呼吸のリズムは、私たちが受精卵だった頃からずっと私たちの内側で息づいているリズムだから。
トレーニングを卒業したばかりの頃の私は、自分自身をリズムにチューニングするのに時間がかかりました。家族相手に、肩に手を置いてリズムを感じる練習をしていたときのこと、あまりに長い間じっとしていたため、「超能力は効かないぞ」と言われたこともありました。その後長年の経験を積んで、このリズムがとても身近になり、普段の生活の中でも自然に感じることが出来るようになりました。
第一次呼吸のリズムは、その人の今の状態を表すように時に力強く、時に弱々しく感じられます。どんなに弱々しくても、いつも必ず在るので、触れれば感じられるものと当たり前のように思っていました。
このように経験を積んだ後に、家族の一人が亡くなりました。遺体は病院から家に戻され、一晩過ごしてから葬儀という手順になりました。私が遠方から駆けつけたのは亡くなって半日くらいでしたが、映画「おくりびと」で見たような装束にすでに着替えさせられて横たわっていました。年齢的にはいつ亡くなってもおかしくない十分に生きた人だったので、悲しい気持ちはあれど、そういう時期だったのだと皆が思っていました。
遺体の置かれた場所から皆が席を外したときに、そっと頭に触れてみました。
「ああ、生きていない身体とはこうなのだ」
普段触れているボディは、どれだけ弱々しかろうが、必ずリズムはありました。「第一次呼吸のリズムは生きている限り必ずある」と言われていたことを初めて理解しました。
どんなに困難な状態にいても、私たちの身体には生命の力が息づいています。その力は最期の瞬間まで私たちを生かそうとし、修復しようとします。そして生命が旅立つときにも、その力に乗って去っていく。その力--生命力が発揮できるようにサポートをすることが、クラニオセイクラル バイオダイナミクスのワークなのです。
このリズムはとても繊細なので、初めてこのリズムに出会おうとするときは、日常生活のままで知覚することは難しかったりします。まず自分自身の活動を減らし、スローダウンし、意識も静寂に近づくほど繊細なリズム/波動を受け取りやすくなります。
そして一度このリズムに出会うと「ああ、このことだったのか」と懐かしく感じる人もいます。第一次呼吸のリズムは、私たちが受精卵だった頃からずっと私たちの内側で息づいているリズムだから。
トレーニングを卒業したばかりの頃の私は、自分自身をリズムにチューニングするのに時間がかかりました。家族相手に、肩に手を置いてリズムを感じる練習をしていたときのこと、あまりに長い間じっとしていたため、「超能力は効かないぞ」と言われたこともありました。その後長年の経験を積んで、このリズムがとても身近になり、普段の生活の中でも自然に感じることが出来るようになりました。
第一次呼吸のリズムは、その人の今の状態を表すように時に力強く、時に弱々しく感じられます。どんなに弱々しくても、いつも必ず在るので、触れれば感じられるものと当たり前のように思っていました。
このように経験を積んだ後に、家族の一人が亡くなりました。遺体は病院から家に戻され、一晩過ごしてから葬儀という手順になりました。私が遠方から駆けつけたのは亡くなって半日くらいでしたが、映画「おくりびと」で見たような装束にすでに着替えさせられて横たわっていました。年齢的にはいつ亡くなってもおかしくない十分に生きた人だったので、悲しい気持ちはあれど、そういう時期だったのだと皆が思っていました。
遺体の置かれた場所から皆が席を外したときに、そっと頭に触れてみました。
「ああ、生きていない身体とはこうなのだ」
普段触れているボディは、どれだけ弱々しかろうが、必ずリズムはありました。「第一次呼吸のリズムは生きている限り必ずある」と言われていたことを初めて理解しました。
どんなに困難な状態にいても、私たちの身体には生命の力が息づいています。その力は最期の瞬間まで私たちを生かそうとし、修復しようとします。そして生命が旅立つときにも、その力に乗って去っていく。その力--生命力が発揮できるようにサポートをすることが、クラニオセイクラル バイオダイナミクスのワークなのです。
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