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生まれ変わる

ある日のセッション。スティルネスへシフトし、それから長い時間ロングタイドに浸っていました。少しずつ、少しずつ静かになっていくプロセス。どれくらいの時間を深海の底で、深く静かに、ゆらゆらと漂うように過ごしたでしょう。セッションを終えるときは、 ダイバーが深海から急に浮上しないのと同じく、自然な浮力に任せてゆっくりと海面に向かうように、それでいてセッションが終わりに向かっていることを意識の中に伝えてい...

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スティルネス

ある日のセッション、身体システムは最後に「スティルネス」に入っていきました。ハンド ポジションを変えるごとに落ち着きが深まる。中心軸-ミッドラインが整って、ハンド ポジションを後頭部に変えたところスーッっと、スティルネスのゾーンへシフト。時間を超えた空間。静寂の中に落ち着きながら外界の事象も分かる。漫画の擬音のように「シ―――――ン」という無音の音がする。 思考があっても、それと距離がある。 感情があって...

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生命の呼吸 ブレス オブ ライフ

クラニオセイクラル バイオダイナミクスのワークでは、生きている限り生命力が生み出す第一次呼吸(原初呼吸)の動きを感じることができる。と言われています。このリズムはとても繊細なので、初めてこのリズムに出会おうとするときは、日常生活のままで知覚することは難しかったりします。まず自分自身の活動を減らし、スローダウンし、意識も静寂に近づくほど繊細なリズム/波動を受け取りやすくなります。そして一度このリズム...

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トレーニングの恩恵

実技練習を伴うトレーニングはどんなものでも、望むと望まざるとに関わらず、受講者はひととおりのワークをすべて体験します。クラニオセイクラル バイオダイナミクスのトレーニング*も例外ではありません。基礎コースだけでも頭蓋骨とその中身、脳や脳室も含む中枢神経系、脊柱、骨盤、横隔膜、筋膜、顔面、受精卵から身体を形成するフォース(力)と協力すること、心が静かになることなど、様々な方向から、数年かけて浅層から深...

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トーラス構造

クラニオセイクラル バイオダイナミクスでは身体の中心軸を宇宙の波動が通り抜けていて、それが第一次呼吸(原初呼吸)のリズムとなって身体の隅々まで届けられると言います。この動画のトーラス構造は無限のエネルギーを発生する構造なのだそうな。クラニオセイクラル バイオダイナミクスの専門書にも図が載っていますが、興味深いことですね。ちなみに、宇宙のリズムはもっともっと穏やかでゆっくりです。あまりにもゆっくりなの...

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クラニオセイクラル バイオダイナミクス

クラニオセイクラルというボディワークには、いくつかのアプローチがありますが、大きく分けると構造に働きかけるバイオメカニックのアプローチと、生命力に協力するバイオダイナミクスの2つに分けられる、と言っても良いかもしれません。構造に働きかけるバイオメカニックのアプローチは、構造や組織のバランスを扱うワークとも言えるでしょう。このアプローチは構造を扱うため、施術の範囲は皮膚よりも内側の「肉体」が対象にな...

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ヒーリングとクラニオ

友人が「クラニオととてもよく似た話しを訳したので」と渡してくれた原稿、インドの神秘家OSHO(1931年12月11日 - 1990年1月19日)が語ったヒーリングについてご紹介します。 ヒーリング:ヒーリングは最もデリケートな次元のひとつだ。その微妙さは、その中でヒーラーが何もしていないことで成り立っている。何もしていないので、本当はヒーラー(癒す人)ではない。彼を通して癒しが起こっているだけだ。彼は自分をなくさなけれ...

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先天的/後天的

質問:生まれつきの障がいについて。後天的な事故などによる損傷が回復する可能性については理解できますが、自力で生活できないレベルの生まれつきの障がいの場合、クラニオセイクラル バイオダイナミクスは効果があるのでしょうか? まず最初に、私たちの身体が受精卵からどのように形成されるのかを説明してから、クラニオセイクラル バイオダイナミクスの視点による先天性/後天性の考え方、私たちの本来の能力、そしてセッシ...

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身体の姿勢、こころの姿勢

クラニオセイクラル バイオダイナミクスのトレーニングの中では、サポートの一環として度々フィードバック セッションが行なわれ、セミナー受講者は様々なレベルでフィードバックを受け取ることができます。クラニオ バイオのセッションは、軽く触れるだけで、圧をかけたり牽引することはありません。そのため、軽く触れているだけなのに押された、引っ張られたとクライアントが感じたなら、何かを見直す必要があります。本来なら...

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「生きること」と「死ぬこと」

クラニオセイクラル バイオダイナミクスは「生命」に触れるワークです。今はバイオメカニックと呼ばれるクラニオのアプローチを学び提供していた頃、私はセッションを通して不調の軽減、回復を目指していました。生きていることが当たり前で、その中で起こる不調と向き合っていました。その後バイオダイナミクスのアプローチを学ぶ中で「生命」という言葉が頻繁に使われるようになり、改めて「生命」について考える時間が増えまし...

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プロフィール

木村まや

Author:木村まや
1994年にクラニオセイクラル ワークに出会い、それからずっとこのワークの探求を続けています。

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